さらばピニャコラーダ

Sound Schedule さらばピニャコラーダ歌詞
1.さらばピニャコラーダ

作詞:大石昌良
作曲:大石昌良

落ちるとこまで落ちて物語
見あきた夢の続きはどこかに
にぎわう人の群れに皮肉をこめる

海辺では愛が行ったり来たり
これじゃまるでただの独り善(よ)がり
憂鬱な 午後の風に
たたずむ 砂浜

目の前よぎるものは
うらやむことばかり
なんてセンチなリズム
刻んで 波の音

見つめ合って ピニャコラーダ
夏の恋は気まぐれ まぐれ
故に愛を求めた 僕は一人
浮かぶ太陽はメラメラ
あられもない水着姿
麦わらのあの娘(こ)へ 涙ほろり

時に愛の試練はつきもの
運命の神は粋(いき)なくせもの
浮かれた人の群れに怒りを覚え

流れだす月日はダムのごとく
見失うあの日は脱兎(だっと)のごとく
矢となり 槍となって
過ぎゆく 砂浜

夏よせめてもう一度
お目にかかれないか
なんてセンチなリズム
刻んで波の音

飲み明かして ピニャコラーダ
夏の恋はバラバラ まばら
わざとらしい季節の夜に燃えた
目の前には海原
汚(けが)れもなく 濡(ぬ)れた瞳
麦わらのあの娘へ はせる思い

浮かぶ太陽のカタワラ
身もふたもないままで ほら
別の愛を求めて ふらりふらり

見つめ合って ピニャコラーダ
夏の恋は気まぐれ まぐれ
故に愛を求めた 僕は一人
浮かぶ太陽はメラメラ
あられもない水着姿
麦わらのあの娘へ はせる思い
ふらりふらり 涙ほろり


2.花火

作詞:大石昌良
作曲:大石昌良

思い返せば ホラあの時 首をかしげて
子供のような 疑問抱いていたっけ?

「空はナゼ青いのか?」なんて
ホント笑っちゃうよね
「それは神様が青い絵の具で塗ったから」って答えて

打ち上げ花火のように高く飛んで
きれいに咲いて 消えてゆくんだね
かなわぬ恋路だと人は言うけど
行き場を失くした想い
心の奥にしまっておくよ
君が帰って来るまで

山道の途中 二人で寝転がり
ランプをかかげて夜の星を見上げた

闇は二人を包み込んで
僕は祈り続けた
「どうか神様、時の絵の具で僕たちを塗り固めて」

※打ち上げ花火のように高く飛んで
きれいに咲いて 消えたい二人で…
今はちょっとだけ休憩時間
また何年かしたら 戻っておいでよ
赤いランプの灯は
消さずにいるから※

(※くり返し)